元ブルースピリットの憂鬱 [ECO]
戦友たちよ、日々の鍛錬を怠っていないだろうか
私がここ、アクロポリスで新たな生活をスタートさせてから
はや一週間がたった。
ここでの新たな「名」も貰い受けた。
ブルースピリット改め、
コードネーム「バルサミコ」である。
着任して、まず驚いたのはマスターが小娘…
失敬。
まだ年端も行かない若い娘だったことだ。
しかしさらに驚かされたのは
この部隊がたったの3名で構成されているという点、
部隊長がタイタニアの女性だった点だ。
いくら女性兵士が珍しくない時代とはいえ
なかなか女性の部隊長には遭えないものだ。
今日の任務は部隊長、直々に
「いやさぁ、ムクネちゃんじゃないと無理なんだよねー」
といわれ、送り出されたものだ。
この部隊にはもう一人、男性隊員がいるらしいのだが
「昨日の放送で燃え尽きたみたい。」とのことだった。
燃え尽きた…?
「燃え尽きる程の戦い」
かなり壮絶なものを予想させるのだが
どんな任務だったのだろうか…。
ますますこの部隊への謎が深まってしまった。
というか、彼は生きているのだろうか…。
無常にも
安否を確認する暇なく、
戦場へとおくり出された。
気を引き締めていかねば
と思うが否や
「重いなー」
我がマスターはあっさりわたしを
かばんに格納してしまったのであった。
なんということだ、
これでは何も出来ないではないか。
しかし、そこは素直に従うことにした。
なにか思惑があるのかもしれない。
ずっと横で見ていてわかったことなのだが、
意外にもこの娘。
暗号の解読や、ロックの解除に長けているらしい。
古い形式の暗号もあっさり解いてしまう。
ハッカーか なにかだろうか
もしや頭のきれる人物であることを
意図的に隠しているのではないだろうか
次々と暗号を解除し、
コンテナを開けていく。
出てくるのは、
古い武器や、ガラクタと
相場は決まっているが
あっ
「でたー!」
「…ぐるる」
「よし!でるもんでたし、帰ろう!」
本日の任務、終了。
「ぐるるるるるる…」
「やっぱ、ばるちゃん干し魚は食べないかー」
ブルースピリット殿 改め ばるちゃん、
任務ごくろうさまであります。
干し魚でカルシウムを補いつつ
耐えてほしいであります。
干し魚に紛れ込む、ひからびたインスマウスには
注意であります。
by 鴨太郎 (2009-02-02 22:27)
>>2/2のコメントにレス
>鴨太郎さん
報告が送れてしまった。まことにすまない。
そして忠告に感謝する。
今後干し魚に混入された
インスマウスには十分警戒を払うこととしよう。
何が起こるかわからないのが戦場である。
貴殿におかれても
健康状態には十分注意していただきたい。
報告は以上。
ってバルサミコがいってました。
by ヘルベチカ (2009-02-04 21:29)