きらめき新学期 [ECO]
わたし、橙山 夢紅音!
可愛いものと、サーロイン的なお肉と、
ダンジョンでの素材回収が大好きな
「ごくごくふつう」のおんなのこ!
この春から、アクロポリス大学付属校
高等部探索課の1年生です。
新しい制服はぶかぶか…ではなく
なぜかちょっとタイトだけど、そのうち慣れるよね。
平気平気!
※本日は終始、このテンションでお送りいたします。
「でーきたよー」
「はいはい、ムクネさん。朝ごはーん。
ちゃきちゃき食べて、いってらっさーい」
はっ!
ご飯が私を呼んでいるっ!
「朝ごはん超大事。晩ごはんの3倍くらい大事。」
ジャックさんとヘル姉の口癖です。
今日もおいしそうです。いただきまーす。
ゆっくり食べようとおもったけど、
出発時間です。
ダッシュで学校にGO!
「ひっへひまふ(いってきます)!」
「トーストくわえてどこいくのー?」
「これまたベタねぇ…」
通学にはバルサミコバスを使います。
「バスではないのだが。マスター(ご主人)。」
バルサミコバスは
実習でダンジョンにいくときに、特に便利です。速いですよー。
「私はドラゴなのだが。マスター。」
バルサミコバスにはバス停という概念がないので
どちらかというとタクシー的かもしれません。
「タクシーでもバスでもないのだが。
せめてバルサミコバイクとでも言って頂けないだろうか。マスター。」
途中でお昼ご飯を買って行きます。
大体いつも、パンとりんごを買います。
ふぉふぉのふぁんはほってふぉほいひぃのふぇ
(ここのパンはとってもおいしいので)
ふぁんふぉうひぃっひひほほふすめです。
(サンドイッチにもおすすめです。)
「早弁にも限度というものがあります。マスター。」
学校に到着ー!
この学校は少人数教育が特徴です。
学年も年齢もばらばらな子供達が
ここで一緒に勉強しています
今日は特別授業らしいです。
5月5日はこどもの日!
こうして特別講座をひらくことで、
この学校は地域社会にも貢献しています。たぶん。
こどもの日の歴史について、先生がお話してくれました。
早速、ノートをとることにします
ファーイーストに伝わる伝承。
東の森にいたコイをたすけたら
実はそれはコイじゃなくて竜の子供だったので…
すー
気がついたら2時間目でした。
材料は「紙10枚」と「ひも1本」と「ヒノキの柄」。
ヒノキの柄は先生がくれました。
紙10枚はノート代わりに使っていた紙をそのまま使うとして…
ひもがない。
「おかえりー。はやかったねー?」
「Jr殿。お父上に『資材の提供にご協力いただきたい。』とお伝え願えるか。」
「あにゃ?」
「とうちゃーん、ひも、ちょうだーい」
「へぇ?何に使うの?」
「んと、しなないの、ていこうに、ごきょうりょくだって」
「やたら字面が物騒なんだけど」
多少の行き違いがありつつもひもを入手。
そして完成!
なーんーでーやー
ねーん!
いいツッコミ、できそうです!
そんな感じで今日の授業は終了。
そして授業の参加賞。
凄い兜です…。
今日はまっすぐ
「バルサミコバイク」でかえるとしましょう。
「前言を撤回し、
やはりドラゴでお願いしたい次第です。マスター。」